「ブラック企業」と聞くと、皆さんはどんな企業を思い浮かべますか?
長時間労働、パワハラ、低賃金…。こうしたイメージが一般的でしょう。
しかし、最近の若者が感じる「ブラック企業」は、必ずしもそうとは限りません。
実は「過酷な環境ではないのに、なぜか居続けるのが苦しい」という、新しいタイプのブラック企業も存在します。
今回は、従来のブラック企業と、若者が感じるブラック企業の違いについて深掘りしていきます。
そもそもブラック企業とは?
一般的にブラック企業と呼ばれる会社には、次のような特徴があります。
✅ 長時間労働・過重労働
✅ 休日が少ない・有給が取れない
✅ 賃金・未払い残業代
✅ パワハラ・ハラスメントの横行
長時間労働・過重労働
毎日終電帰り、休日出勤が当たり前。
「休むのは甘え」「努力が足りない」といった風潮が根強く、社員は疲弊していきます。
休日が少ない・有給が取れない
有給休暇は「存在するだけ」。取ることは許されず、むしろ取得しようとすると上司から冷たい目で見られる…。
労働基準法の基準を下回るケースも少なくありません。
低賃金・未払い残業代
「残業代?そんなの出るわけないよね?」
タイムカードを切らせてから働かせる「サービス残業」が横行している企業もあります。
パワハラ・ハラスメントの横行
「お前なんか辞めちまえ!」
上司の怒号が飛び交う職場では、精神的な負担が限界に達してしまいます。
また、社内でいじめやセクハラが見て見ぬふりをされるケースも。
🟠最近の若者が感じる「ゆるブラック企業」とは?
近年の若者は、「体力的にきつい」よりも「精神的にきつい」ことをブラックだと感じる傾向があります。
つまり、過酷な労働環境ではなくても、「この会社にいても成長できない」と感じると、それをブラックとみなすのです。
最近話題になっているのが、「ゆるブラック企業」。
これは、仕事が楽なのに、なぜか働いていると将来が不安になる会社を指します。
✅ 成長の機会がない
✅ 仕事のやりがいがない
✅ 会社の将来性が不安
✅ 社員の年齢層が偏っている
成長の機会がない
仕事が簡単でルーティンワークばかり。スキルアップの機会がなく、転職市場での価値が上がらない。
「このままでは市場価値が下がってしまう…」と不安になる。
仕事のやりがいがない
責任のある仕事を任されず、ただの作業員のような扱い。
挑戦の機会もなく、「自分はこのままでいいのか?」と悩み始める。
会社の将来性が不安
業界全体が衰退しているのに、新しい取り組みをしない。
「この会社にいても、いつか倒産するのでは?」と不安を感じる。
社員の年齢層が偏っている
周りは年上ばかりで、若手が少ない。
「成長のロールモデルがいない」「相談できる先輩がいない」と感じ、将来のキャリアが見えない。
僕自身、新卒で入社した会社は、一般的に「ホワイト企業」と呼ばれる会社でした。
残業は少なく、待遇も安定していた。
何も考えずに働いていれば、安定した給料がもらえる。
でも──
その「楽さ」が、逆に将来への不安を募らせました。
「このままで、本当に大丈夫なのか?」
昇給は年に数千円レベル。
このペースでは、年収1000万円に到達することはまず不可能。
貯金をしても資産が増えていく実感はなく、将来に対する不安は日に日に大きくなっていきました。
✔ 安定しているけど、成長できない会社
✔ 働きやすいけど、収入が増えない会社
✔ 挑戦する機会がない会社
「ホワイト企業だから恵まれている」と言われるかもしれません。
でも、成長のない安定は、僕にとっては“ゆるブラック”だった。
この環境に違和感を覚え、辞めようと考える若者の気持ちが、今ならよく分かります。
ブラック企業を辞めるべきか?転職すべきか?
ブラック企業と感じたら、すぐに転職すべきなのか?
それとも、もう少し続けたほうがいいのか?
本当に辞めるべきブラック企業
次のような企業は、すぐにでも辞めることを考えたほうがいいでしょう。
✔ 体調や精神を壊しそうな環境(パワハラ・長時間労働)
✔ 法律を守らない企業(未払い賃金・違法な働き方)
✔ 上司が相談に乗ってくれない(職場の改善が見込めない)
健康を害するほどのブラック企業なら、迷わず退職を検討しましょう。
もう少し考えたほうがいいケース
一方で、以下のような悩みなら、一度立ち止まって考えるのもアリです。
✔ 「成長できない」ことが理由の場合
✔ 「やりがいがない」ことが理由の場合
もしあなたが「もっと成長できる環境に行きたい」と思っているなら、
「なぜ成長したいのか?」を深掘りしてみるのが重要です。
僕自身も「自己成長したい」という漠然とした理由で転職を考えましたが、目的が曖昧だったため、転職後に迷いが生じました。
👉 目的を明確にしないまま転職すると、次の会社でも同じ悩みを抱えることになります。
転職を考えるなら、まずは「なぜ転職したいのか?」を紙に書き出して整理してみましょう。
まとめ|ブラック企業は変化している
一昔前は、ブラック企業といえば「過酷な労働環境」のことでした。
しかし、最近の若者は「成長できない・将来性がない」会社もブラック企業と感じるようになっています。
✅ 体力的にきついブラック企業(長時間労働・パワハラ)
✅ 精神的にきついブラック企業(成長できない・将来不安)
もし今の会社に「ブラックっぽいな…」と違和感を覚えたら、
「本当に辞めるべきか?」を冷静に考えることが大切です。
あなたの未来を守るために、正しい判断をしていきましょう!
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