近年、ブラック企業の対極にあるホワイト企業に勤めながらも、転職を選択する人が増えています。
僕自身、新卒で入社した会社は一般的に「ホワイト企業」と呼ばれるような会社でした。
残業も少なく、待遇も安定していたのに……結局、辞めてしまったのです。
「働きやすさ」が保証されているはずなのに、なぜホワイト企業を辞めてしまうのでしょうか?
今回は、そんな「ホワイト離職」の理由を掘り下げていきます。
そもそも「ホワイト企業」とは?
ホワイト企業とは、一般的に労働環境や待遇が優れている会社を指します。
例えば、「残業が少ない」「有給を取得しやすい」「コンプライアンスが徹底されている」「ワークライフバランスが確保されている」といった特徴があります。
これまでの日本社会では、ブラック企業が問題視されることが多かったため、企業側は働きやすい環境を整備しようと努めてきました。
その結果、法律の整備や企業努力によりホワイト企業は増加傾向にあるとされています。
働きやすいのに辞める?ホワイト離職の理由
「ホワイト企業なのに辞めるのは贅沢では?」と思われがちですが、実際には働きやすさの裏側に“辞めたくなる理由”が隠れていることが多いのです。
特に、以下のような理由で転職を決断する人が増えています。
成長機会が少ないと感じる
近年の若手社員は「成長できる環境」を求める傾向があります。
実際に、就職みらい研究所の「就職プロセス調査」によると、「就職先を確定する際の決め手」の1位は「自らの成長が期待できる」(47.7%)でした。
ホワイト企業は働きやすい反面、業務の負担を抑えるために社員に裁量権を与えないこともあります。
結果として、決められた業務を淡々とこなすだけの環境になり、
「このままでいいのか?」
という不安を感じてしまうのです。
仕事に対する責任が少ない
ホワイト企業では、社員の負担を減らすために細かい業務調整が行われることがあります。
しかし、責任ある業務を任されないことで
「自分はただの作業員なのでは?」
と感じてしまうこともあります。
自由な発想やチャレンジができる環境がないと、やりがいを見いだせずに転職を考えるケースが増えているのです。
変化や刺激がない
新規事業やイノベーションがない企業では、毎日の業務がルーティン化してしまい、モチベーションの低下を招くことがあります。
たとえば、前任者のやり方をそのまま踏襲するだけで仕事が進む環境では、新しいことに挑戦する機会が生まれにくくなります。
その結果、若手社員は
「ここにいても自分は成長しない」
と考えて転職を選ぶことがあるのです。
社員の年齢層が偏っている
社員の年齢層に偏りがある企業では、仕事を教えてくれる中堅層が少なく、「自分のキャリアの道筋が見えない」と感じることがあります。
結果として、
「この会社で自分がどう成長できるのか見えない…」
と感じてしまい、転職を考えるようになります。
評価制度が整っていない
「どれだけ頑張っても評価が変わらない」という環境では、仕事のモチベーションを保つのが難しくなります。
成果と関係なく年功序列で昇進が決まる企業では、特に成長意欲の高い若手社員が不満を抱えやすい傾向にあります。
また、異動やキャリアアップの機会がない企業では、
「この会社にいても先が見えない」
と感じてしまい、転職を選択する人が増えるのです。
✅ 成長機会が少ないと感じる
✅ 仕事に対する責任が少ない
✅ 変化や刺激がない
✅ 社員の年齢層が偏っている
✅ 評価制度が整っていない
ホワイト企業を辞めて後悔する理由
しかし、ホワイト企業を辞めた後に「やっぱり辞めなきゃよかった…」と後悔する人も少なくありません。
✅ ホワイト企業の安定性が羨ましくなった
✅ 転職しても不満点が消えなかった
✅ 転職先の人間関係が合わなかった
✅ 転職先の環境に馴染めなかった
✅ 転職してから価値観が変わった
僕自身も、ホワイト企業を辞めた後に激務の会社へ転職しました。
「この環境で成長したい!」と意気込んでいましたが、いざ働いてみると、
「前の職場の方が自分らしく生活できたかも…」と感じる瞬間が何度もありました。
ホワイト企業から転職する前に考えるべきこと
特に「自己成長」のために転職を考えている人は、
👉 「なぜ成長したいのか?」を突き詰めて考えることが重要です。
僕も最初の転職では、
- 「もっと楽しく仕事がしたい」
- 「自己成長したい」
と考えていましたが、目的が抽象的すぎて、転職後に何を目指しているのか分からなくなったのです。
もし今の会社に明確な不満がないのであれば、転職の目的を言語化して整理してみることをおすすめします。
ちなみに僕の「自己成長」の目的は
✅ 年収1000万円以上稼げるようになること
✅ 会社に頼ることなく生活資金を稼ぐ力を得ること
結局のところ、僕が求めていたのは「より稼げるようになること」だったんです。
漠然と「成長したい」と考えるのではなく、具体的にどんな成長を求めているのか? を明確にすると、転職の判断もよりクリアになるはずです。
まとめ:ホワイト企業でも転職は珍しくない時代に
ホワイト企業で働いていても、成長できる環境がなければ「このままでいいのか?」と不安を抱え、転職を考える人が増えているのが現状です。
一方で、ホワイト企業を辞めた後に後悔するケースも多いため、転職を決断する前に「本当に辞めるべきか?」を慎重に考えることが重要です。
ホワイト企業の利点と、キャリア形成のバランスをしっかり見極めたうえで、最適な選択をしていきましょう。
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